えばの散歩道

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【10冊目】日本人の勇気と叡智に敬礼~「黄砂の籠城」の感想~

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こんにちは、えばです(^^♪

1か月読書チャレンジ、継続中です。

 

 

最近は小説が面白くて仕方ないです。もともとこのチャレンジも小説をたくさん読みたくて始めたものの、一日1冊小説を読み切るのはなかなか難しい…。

マイペースで読んでいこうと思います^^;

 

 

今回は上・下巻に分かれているので倍のボリュームです。

以前読んだことある小説で大好きな作品です( *´艸`)

 

 

本の紹介

 

黄砂の籠城(上)(講談社文庫)[松岡圭祐]

黄砂の籠城(上) (講談社文庫) [ 松岡 圭祐 ]

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黄砂の籠城下

黄砂の籠城(下) (講談社文庫) [ 松岡 圭祐 ]

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著者:松岡圭祐

出版:講談社文庫

 

 

あらすじ

1900年の北京。日清戦争に敗北以来列強の干渉を受ける中国では義和団による外国人排斥運動が勢力を増していた。教会を焼き討ち、北京にある外国公使館区域・東交民港を包囲すると西太合がこれを支持し日本や欧米諸国に宣戦布告した。

各国公使館は援軍を要請するも義和団は線路を破壊し進路を妨害する。東交民港はいつ来るともわからない援軍到着まで籠城戦を決行。言語も文化も違う列強十一か国を先導したのは、新任の日本駐在武官・柴五郎であった。

激しい防衛戦の中で日本人の謙虚さ、他人を思いやる心、その勇気と行動が欧米諸国の人々に示された心打たれる歴史エンターテインメント。

 

 

感想

義和団事件なんて歴史の授業で「そういえば聞いたことあるなあ…」程度。あまりピンとくる人は多くないと思います。

実際教科書で語られる義和団事件は本の数行で、結局2か月ほどで鎮圧されてしまった旨が書かれています。

 

でもその2か月の間籠城を強いられることになった公使館にどんなドラマがあったのか、それを描くこの作品に一気に引き込まれていきました。

リアルな戦争描写と臨場感、各国の文化の違い、日本人が当たり前だと思っている行動が彼らにどう映るのか。その辺が読んでいてとても興味深かったです。

最後のほうは歴史上援軍が来ることはわかっているのに、今か今かと待ち焦がれている自分がいました( *´艸`)

 

 

 

そういえば教科書に良く載っている、各国の軍人が並んでいる写真…

 

一番右側が日本ですね。

背が低くて弱弱しい、そんな印象を学生当時は持っていた気がします。

 

この小説を読んだうえで見ると全く違う印象にみえてきますね(・_・;)

 

 

 

 

歴史好きには特に刺さると思います。ぜひ読んでみてください。

 

 

 

11冊目でまたお会いしましょう、えばでした(^^♪